通勤ラッシュに泣く。

最近、通勤先が変わったので、当然のことながら通勤経路も変わった。

腹が立つことに、そんなに遠方でもないのにどうしても電車を乗り継いで行かざるを得ない。

そうなるとやっぱり嫌なのは通勤ラッシュである。

通勤ラッシュの何が嫌かって、高校生がどうにも嫌だ。
 
ウザい。
 
とにかくウザい。
 
あいつらはホントに元気が有り余って仕方ないんだな。。。
 
おっさんはまだ寝ぼけまなこなのに、朝からいったい何がそんなに楽しいんだかいつも大爆笑して盛り上がってる３バカトリオや、いつも前髪ばかり気にしているナルシストのトオル（名前はおっさんが勝手に付けた）達とは毎朝顔を合わす。

３バカトリオの頭の中はどう考えてもスペースキーを連打したみたいに空っぽであろうし、トオルは手鏡をのぞいては前髪ばかり気にしているわりには後ろ髪が寝癖で跳ねている時があったりする。

微笑ましいといえばそれまでだが、あぁいうツメが甘いタイプはきっと友達から借りた漫画の本を誤って捨てちゃったりと、どんくさいに違いない。

いつも途中から乗ってきて“あいつがムカつく！”“こいつもウザい！”なんてくだらない話ばかり大声でしている女子高生２人組“祐子と弥生”（これも雰囲気から勝手に命名）は、いつか“お前らが1番ウザくてムカつくんだよ！”と叱りつけてやりたいくらいとにかくうるさい。
 
当然、おっさんだって２人が可愛い娘だったらそんな気持ちにはならないと思うのが、ついついそういう荒れた気持ちになってしまうということは、つまりこの2人は残念ながらそういうことなのである。。。

とにかく、こいつらは同じ制服に同じカバンを持ってやがるので、同じ高校であることは間違いない。

こういう程度の低い連中が通う学校の先生はホント大変だろうなと思う。

とにかく、毎朝、毎朝、コイツらが途中の駅で降りやがるまで車内は動物園のようなのである。

例外なのはテストの前だけだ。

テスト前はみんな参考書や単語帳を広げて静かにしてやがる。

そういう時はザマミロ！とつくづく思う。

昨日もうるさいヤツらが、猛獣が檻から野に放たれるが如く降車した後、まったりと明鏡止水モードになって窓外の景色を見ていたおっさんは突然あることに気付いて愕然となった！

こ、これは。。。

久しぶりで全然気付かなかったが、おっさんが高校時代の３年間毎日利用していた駅ではないか。。。

つまり、、、あの獣のような高校生達はおっさんの後輩だったのである！

制服が全然変わっていて全く気付かなかった。

それがわかった途端、おっさんの心の奥底から猛烈に怒りが沸き起こってきた。

チクショウ！知らねぇうちに勝手に共学にしやがって！

俺の青春を返せ！

危うく少し涙が出そうになった。。。