NO GIMMICK！: 四国上陸作戦 FINAL。

また久しぶりになりましたが、四国のお話の最後を。。。

もう100年戦争のようにもはや何のために自分が戦っているのかもわからなくなってきた頃、ついにおっさんに注文の順番がまわってきた。

まさに“時は来た！”という感じである。

膀胱は既にパンパンだったはずなのに、自分に順番がまわってきた途端、尿意はピタリと止まった。

前回、人の人生はわからないものだと書いたが、人の身体はもっとわからないものである。

長い時間並んでいたので、途中で二転三転したのだが、おっさんの中では既に注文内容は決まっていた。

写真のとおり“ひやあつ”（うどんが冷たくて出汁が熱い）の大を２杯と、“しょうゆうどん”（出汁なしで、テーブルに備え付けのしょうゆをかけて食べる）の小１杯を店の親父に注文する。

一度に３杯頼んだのは、１杯食べ終えた後に、また最初からあの行列に並ぶなんてのはとてもじゃないが無理だからである。

おっさんにはウマいうどんは冷たいのに限るという自論があるので、今回の目当ては“しょうゆうどん”だったのだが、あまりの寒さにサイドメニューとして“ひやあつ”を２杯注文した。

麺がのびないように先に“ひやあつ”から食す。

確かにウマい。

でも、正直 “ん?” といった感じである。

最初の１杯目を食べ終えるというか呑み終えるまでちょっとわからなかった。

この店には３度目の出陣だったが、確かに以前に比べると、麺、出汁ともに若干味が落ちていたと思う。

特に出汁の残念さはかなりのものであった。

確かに“アルパカうどん”と比べると512倍はウマいと思う。

でも、これがいつでも食べられる距離だったら人生も変るが、車で何百㎞も走らないと食べられないとなると少し考えてしまう。

ホントはもっと何軒もハシゴして帰るつもりだったが、いきなり緒戦からこの結果だったので、今回はこれで矛を収めることとした。

今後はもっと地元に密偵を放つなど事前に十分な情報収集してから上陸作戦に臨もうと思う。

２日前からではやはりダメだ。

またしばらくはアルパカで我慢だ。