2012/05/18

大阪市職員の入れ墨問題に思う。



先日、大阪市の橋下市長が市職員に対する入れ墨の有無についての調査を指示した件についてニュースがあった。

これについては連日テレビなんかでも取り上げられていて、分限とか配置転換等についてコメンテーターなどから様々な意見がのべられ、ブログやTwitterなんかでも色々書かれているのを目にした。


しかし、橋下市長の今回の指示を批判する人も多く、中には大阪で働くんだからそれぐらいはとか、アメリカの消防職員達も入れ墨を入れてるから。。なんてどうしようもないマヌケな意見もあった。

そもそもマスコミも今回の件を報じるに際して、日本での入れ墨の現状についての取材をどこもしていない。

庁舎を出入りする職員に「入れ墨を入れておられる方は周りにいますか?」なんて聞いて回ってどうなるんだ?


まったく学級新聞並の取材感覚である。

海外で入れ墨を入れた職員や、採用前に入れた職員もいるだろうから入れ墨が許されない理由の第一にはあげられていないが、そもそも日本では入れ墨を施術するには医師免許が必要であるものの、現状、適法にこれを行っている所は極めて少ない。


しかし、本来それを指導、監督しなければならないのは行政なのである。(実際、行政による指導監督が行き届いていないので、警察も暴力団絡みのものしか検挙できていないというのが現状である。)

つまり、大阪市には自ら指導監督すべき違法状態の対象に対価を支払って施術を受けている職員が多数いるというのが現状なのだ。

先のアホウな意見を述べてる人達(おっさんが見たのでは何の見識もないのに偉そうにしている映画監督とか。。。)は、こういうことも踏まえて言っているのだろうか?

これは犯罪を取り締まるべき警察官が犯罪を犯すのとあまり変わらない話である。

行政職員としてこれは当然非難されるべきであり、除去手術という手段もある中、それでも入れ墨を入れ続けると言うのであれば、市長が言うように民間に行けば良いのだ。

ぶっちゃけ言ってしまうと、この問題の本質は市職員の中に“ガラの悪い”おっさんたちが多数いるというところにある。

実際、ガキに見せつけて脅すなんて“ガラが悪い”以外の何ものでもないだろう。


これをキッチリ正すのは長としては本来最も先に手を付ける問題である。


何でも“個人の自由だ!個人の自由だ!”と叫ぶのは“全体の奉仕者”たる公務員に最も相応しくないと言うことを考えるべきだと思う。

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2 件のコメント:

  1. 魏志倭人伝を持ちだしてきた毎日新聞とかありましたね、
    滑稽としか言えませんでしたが、
    そもそも日本での刺青の意味合いは
    犯罪者の印なわけで・・・

    海外では、なんてどうでもいいんですよね、
    ここは日本ですし。
    刺青をしたければそれを許容する民間や、海外に行けばいいんです。

    他にも、
    君が代が嫌いなら君が代を歌わないところに就職すればいいし、
    日の丸が嫌いなら日の丸を掲げない所に行けばイイ。
    ただそれだけの簡単な話です。
    なんでそれがわからないんですかね~

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    1. 火酒さんコメントありがとうございます。
      そうですよね!
      何でこんなにシンプルなことがわかんないのか。
      入れ墨入れてるヤツぁ死ねなんて言ってないのに。。。
      火酒さんのおっしゃるとおりです。
      あとは火酒さんが出馬するだけです。
      おっさんは応援しますよ〜

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